PROFILE
プロフィール
- 岡崎善衛 (Okazaki Zene)
- アルビレックス・レーシング・チーム所属
- 1985年9月6日生まれ
- 静岡県静岡市清水区出身/愛知県刈谷市在住
- 身長176cm/体重65kg/血液型A型
2010 | ZAPSPEEDレーシングチームオーディション合格 |
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FJ1600JAF非公認レース参戦 | |
2011 | S-FJ筑波シリーズスポット参戦 予選3位 決勝12位 |
2012 | S-FJ東北シリーズ 年間ランキング2位 |
S-FJ筑波シリーズスポット参戦 予選6位 決勝5位 | |
S-FJ日本一決定戦15位(34台中) | |
2014 | F1サポートレース ドリームカップ参戦 |
最初にモータースポーツに興味を持ったのは中学の時でした。
その時興味があったのはバイク。友達とバイク雑誌を見ながらあれがいい、これがいいと盛り上がった普通の中学生でした。
そこからレースの世界をのぞき見たのがきっかけです。
高校生になった僕は、バイクレースの最高峰MotoGPに夢中になりました。
よく聞く憧れのレーサーはミハエル・シューマッハでしたが、僕にとってのヒーローはヴァレンティーノ・ロッシでした。
また加藤大治郎のファンでもあり、MotoGPでの同じマシン同士のチャンピオンシップをとても楽しみにしていたのを良く覚えています。
残念ながらそれを見ることはできませんでしたが、その頃になるとバイク雑誌に書かれたRC211Vの解説などをそれこそ擦り切れるほどに読み返したりしていたのです。
そんな僕が免許をとり、峠小僧になったのは当然のことでした。
バイトをして、50ccのレプリカで走ったりいじったりの青春時代をすごし、高校を卒業。
大学に入学すると、バイク好きの仲間を探し、自動車部に入部しましたが、あまり多くのバイク好きを見つけることはできませんでした。
回りにいるのはクルマ好きばかり。
なんだか少し残念な気持ちでしたが、今考えれば、自動車部なので当然かもしれません(笑)
バイクサークルは無かったので、ここで皆をバイクの魅力に気づかせて仲間を作ろうと考えました。
125ccの2stレプリカをサーキットに持ち出し、友達に乗せてあげると、皆が笑顔で面白そうに乗っています。
そのうち自分で買ったりして、思い通りバイク仲間を作ることができました。
しかし、思いがけないこともありました。
それは、僕が自動車部のカートに乗ったことです。
免許を持ってはいましたが、クルマを持っていなかった僕に先輩はKT100のカートを経験させてくれたのです。
それは異次元でした。
レンタルカートにも乗ったことのない僕を襲ったのは、押しがけのパワフルなエンジンと、軽量なシャシーのすさまじい横Gです。
いきなりハイグリップを履いたそのカートは簡単に僕のアバラと心を持っていきました。
面白すぎる!!
新しい世界に初めて出会った感動はすさまじくその瞬間に4輪の魅力に取り付かれました。
友達をバイクの世界に引き込もうとした僕はいとも簡単に4輪の世界に引きずり込まれました。
それからしばらく経ち、中古のクルマを買い、高校時代となんら変わらない峠小僧になりました。
ボロでしたが、皆で整備をしカートでサーキットを走ったり。
自分の車で夜通しかけて遠方のサーキットに行ったり。
気づいたことは、僕はバイクが好きなのではなくモータースポーツが好きなんだということでした。
最初はただバイクが好きでした。そのメカニズムやスタイリング、そして生まれた背景。
それらを知ることでワクワクし、乗りたくなる。
それだけだったのが、自分が免許を取り操ることの楽しさを知ったら、もうその魅力からは逃れられませんでした。
負けず嫌いである僕、モータースポーツとの出会い、レースという場に引き寄せられたのは、僕自身という人間をそのまま表しているような気がします。
幼少のころからカートをやっていたわけではありません。
特別な経歴の持ち主ではなく、よくある経験をしたのだと思っています。
しかし、そんな僕がレーシングドライバーであり続け、ただのクルマ好きがトップドライバーとなりその魅力を伝えていくことは、生粋のレーシングドライバーとはまた違ったものを届けられるのだと思います。
いままでもそのような人たちはいました。
僕も影響を受けたドライバーは沢山います。
しかし、僕にしかできない伝え方はあるのだと思います。
レースで勝ちたい!
その想いと同様に、この魅力を伝えたい。
そんなことを考えています。
どうか応援よろしくお願いします。
最後まで読んでいただき有難うございました。